成功した例だけでなく、取り出せなかった場合のこともBlogに載せていこうと思います。他社のBlogを見ると成功例のみ記載している事がほとんどのようですので、当社では復旧不可能だった事例もできるだけ掲載して行こうと思います。

今回の復旧案件はSONYのハンディカムHDR-SR1にて30GHDDを間違って初期化してしまい、その内容をデータ復旧ということだったのですが、削除後20タイトル約2.2Gのデータを書き込んでしまったケースです。

以前にも同様のケースで取り出せなかった旨をお客様に伝えましたが、見るだけ見てほしいとの事で発送して頂きました。診断費は無料ですので送料のみご負担という感じです。

映像データというのはどうしてもファイルサイズが大きく、断片的にデータの内容を取り出せても動画として利用する事は難しいようです。今回取り出せたのは写真データの20点程という結果でした。

パソコンも同じようなことが言えるのですが、データを削除してしまった場合ですと、その後どのような行動に出るかで復旧できる可能性はとても大きく変わります。 今回のように削除後データを少しの容量でも上書きしてしまいますと復旧不可能になるケースがほとんどですし、パソコンの場合も調子が悪いのでフォーマットしてOSのリカバリをしてしまうと元のデータの抽出はほとんど不可能と言えます。HDDが故障してそこからデータを取り出す作業より、人為的に操作してしまったものを復元することのほうが、復旧作業は困難といえます。

PCに関してもHDDビデオカメラに関しても、何か間違った操作で削除してしまった場合はまず身近な詳しい方に相談するか、当社のような復旧業者にご連絡頂く事をお勧めします。消えてしまった物を何とかしようと、パニック状態になって色々試してしまって取り返しのつかない状態になる事があります。まず深呼吸して、行動に移る前に冷静に対処方法を考えましょう。

ビデオカメラのデータ復旧はVCRepairデータ復旧にお任せ下さい。